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電子オルガンとエレクトーンって違うの?エレクトーンのメリットもご紹介!

エレクトーン

なんとなく聞いたことのある「オルガン」「電子オルガン」
なんとなく聞いたことのある「エレクトーン」

いったい何が違うの?ピアノとも大きく違うの?
今回はオルガンとエレクトーンの違いについて解説します。

電子オルガンとは?

出典:東京芸術劇場 施設案内_パイプオルガンの魅力

まず「オルガン」と言われたら皆さんは協会にある楽器をイメージするのではないでしょうか?

オルガンとはピアノと同じで「鍵盤楽器」の仲間です。
右手や左手で鍵盤を弾くだけでなく、足(ペダル)で踏んで音も出します。

ピアノとの大きな違いとしては、ピアノは鍵盤を押すと奥のハンマーが弦を打つことで音がでますが、オルガンは鍵盤を押すと風が通ることで音が出ます。
リコーダーやハーモニカも空気を入れたら音が出るかと思いますが、それと似たイメージと思っていただければと思います。

オルガンも風をおくることで音が出るので、大きなパイプがたくさん並んでいることから「パイプオルガン」とも呼ばれます。

出典:YAMAHA エレクトーン誕生ストーリー

そして、1957年にパイプなどを使って音を出していたオルガンを電気の流れで音を出すように(オールトランジスタ化)研究がされ、同年に「電子オルガン」が誕生しました。

電子オルガンが誕生したことによって、さまざまな音が出るようになったり、ドラムなどのリズムも出すことが可能になりました。

エレクトーンとは?

出典:YAMAHA ELS-02

では、「電子オルガン」と「エレクトーン」は何が違うのでしょうか?
結論から言うと、「エレクトーン」は「電子オルガン」の中のYAMAHAの商品名です。

車でいう「TOYOTA」のようなイメージを思っていただければわかりやすいのではないでしょうか。
エレクトーンがかなり全国に普及したため、「エレクトーン」と言えば理解してくれる人が多いと思いますが、名詞としては「電子オルガン」が正しいものになります。

電子オルガンはエレクトーン以外にもいくつかあります。

ローランド:アトリエ
ハモンド:ハモンドオルガン
カワイ:ドリマトーン(2016年生産終了)
クロダオルガン:クロダトーン(2007年に廃業)
日本ビクター:ビクトロン(1991年生産終了)
松下電器産業(現パナソニック):テクニトーン(2001年販売終了)

シンセサイザーとエレクトーンの違いは?

1974年、アナログシンセサイザー音源を搭載したステージモデル、GX-1が登場。見た目は鍵盤が複数あるエレクトーンですが、中身の音源はすっかりシンセサイザーに変わっています。以降、普及モデルにもどんどんシンセサイザー方式の音源を用いるようになりました。

YAMAHA 楽器解体全書 エレクトーンの成り立ち エレクトーンはシンセサイザーに近づく? より引用

YAMAHAのホームぺージにも記載されていますが、基本的にはシンセサイザーを組み込んでエレクトーンができています。
元はシンセサイザーですが、大きな違いとして見た目の面でいえばペダル(足)があるかどうかが挙げられます。

また、披露する場としてもシンセサイザーは主に音楽制作であったりライブパフォーマンスで活躍するのに対し、エレクトーンは一人で演奏して発表をしたり、グループで演奏したりする点など演奏する目的でも違いがあります。

エレクトーンを弾くメリット

筆者はエレクトーンを3歳から始めて今でも楽しく弾いています。
そんな私がエレクトーンを弾くメリットをご紹介します。

リズム感が育つ

エレクトーンは両手で弾くだけでなく足も使います。
左足で主にベース音を弾いて、右足では音量調整とかも行います。
例えば右手でメロディーを弾いて、左手で伴奏を4拍子で鳴らして、左足は裏拍も交えて弾く。こういったことが普通にできるようになります。
それぞれ違う動き、違うリズムを弾くのでリズム感はかなり育てられます。

再現性の高さ

オーケストラで何十人もが演奏している1曲が1人で再現できることはとても大きなメリットです。
鍵盤楽器だと出せないバイオリンの音やトランペットなどの管楽器もエレクトーン1台を使って体全体で表現することができます。
弾いているだけで楽しく、壮大に演奏できるので是非この楽しさを味わっていただきたいです。

幅広い音楽に初心者からでも挑戦できる

もし、エレクトーンを習うことになったら、ピアノはジャズピアノもありますが、主にクラシックを最初に練習することが多いかと思います。
しかし、エレクトーンはクラシックばかりではありません。

私の小さいころに習った印象に残っている曲は「おもちゃのチャチャチャ」でした。

こういったPOPな曲からクラシック・ジャズ・フュージョン系など幅広くその人が好きな曲を弾くことができるのも大きなメリットかと思います。
また、グループレッスンがあれば、4~5人皆でアンサンブル(演奏)もできるので皆で音楽を楽しむこともできます。

エレクトーンのデメリット

逆にデメリットも紹介したいと思います。

引越しが大変

これはピアノも一緒かとは思いますが、エレクトーンは高いので、引越し最中に万が一のことがあってはいけないので、私は引越しの際は楽器輸送専門の業者に頼みました。
なので、通常の引越し代金とエレクトーン輸送代の2つが費用発生していました。

費用はかかりますが、やはり専門の業者に頼んだら勝手が分かっていて、運んだり取り外しする際もとても早くすぐに終わったので、ここは費用かけてよい部分かと感じています。

エレクトーンができたらピアノもできるとは限らない

これはレベルによるのですが、エレクトーンを極めたらピアノができるかと言われたら「NO」になるかと思っています。
合唱コンクールの伴奏だったり簡単なピアノ曲であれば問題なくできますが、本格的にピアノをしようと思ったら、鍵盤の重さもピアノの方が重いのでまず基礎練習からする必要があります。

ただ、これは逆も同じです。
ピアノを極めたからといってエレクトーンができるとは限りません。それぞれに強みや良さがあります。
ギターとベースも同じでどの楽器それぞれ奥深くそれぞれ違っています。

鍵盤の押し方、身体の使い方、表現力、それぞれを一から極める必要があると感じています。

エレクトーンの買い替えはデメリットにならないの?

よくもう一つのデメリットとして「買い替え」が必要になってくる。という声もありますが、私は小さいころに一度だけ「STEGEA」が発売されてから買い換えましたが、その後10年以上買い替えをしていません。STEGEAになってから最新のバージョンにダウンロードすれば常に最新の状態を保つことができるようになったためです。
iPhoneやパソコンもバージョンアップするためにインストールしているかと思いますが、それと同じと思っていただければと思います。

また、もし何かしら修理になったり買い替えをしてお金がかかったとしても「ピアノの方が安い」とは断言できないと感じています。

ピアノも故障の可能性もありますし、調律などのメンテナンス費用が必要です。
例えば30年間ピアノとエレクトーンを持ち続けたとして、どちらが安く済んだか。はその時の使い方や環境によって変わると感じています。

さいごに

電子オルガンとエレクトーンの違いについてやエレクトーンのメリットデメリットをご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。

エレクトーンについて、電子オルガンについて少しでも興味を持っていただれば幸いです。

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