3歳の頃からエレクトーンを習っている筆者が、エレクトーンモデルについて解説します!
エレクトーンは買い替えが面倒…。
エレクトーン購入を考えていたり、エレクトーンを習おうとしている人が一番の懸念点は
「あんな高いエレクトーンを購入したのに、数年後に買い換えないといけない」
ではないでしょうか。
結論からいうと2004年以降現在にかけてほとんどモデルチェンジによる本体再購入は必要ありません。
その理由について詳しく説明します。
今までのエレクトーン
1959年 初めてのエレクトーンD-1誕生
1959年12月にYAMAHAは最初のエレクトーンD-1を発売しました。
このエレクトーンを開発するのに約7年かかったそうです。
発売当初は約35万円で、当時の大卒初任給は約16,000円と比べるとかなり高価な楽器だということが分かります。
1960年代
エレクトーンが最新楽器と認められるようになってからA-2、B-1、E-1とさまざまなモデルを発売。69年にはD-2Bという60年代代表となるエレクトーンが発売されました。
ちなみエレクトーン習ったことある方はなじみのある「エレクトーンコンクール」や「エレクトーン演奏グレード」はこの時期から始まったそうです。
1970年代
D-3Rが発売され、エレクトーンが一般的に普及されたのがこの時代です。
D-3Rには初めてオートリズムが内臓されました。
そして、この時代の電子楽器の常識を超えたと言われたGX-1が登場しました。
このGX-1には複数の音を同時に鳴らすことができるポリフォニック・マルチシンセサイザーの機能があり、この時代の音楽の幅を広げたことでしょう。
1980年代
エレクトーンがデジタル化してきたのもこの時代です。
音色がよりリアルになってきたり、鍵盤のタッチによって音量や音色がコントロールできるようにもなりより豊かな演奏表現が可能になりました。
レジストのプログラム機能ができたり、リズムパターンが作成できるようになったのもこの時代と言われています。
1990年代
EL-90が発売され、フロッピーディスクでデータ保存ができるようになりました。
さらに続いて発売されたEL-900では鍵盤の水平方向の動きでピッチと音色がコントロールできるようになったりとさまざなま機能が追加されました。
2000年代~現在 革命と言われる「STEGEA(ステージア)」登場
2004年に発売された「STEGEA(ELS-01)」
この「STEGEA」が登場したことでエレクトーンは大きく変わりました。
液晶パネルのタッチ操作やUSBでの記録が可能がなったり、その他さまざまな機能がバージョンアップしました。
2004年に発売されたELS-01は現在生産終了しています。
「STEGEA」が登場したことにより買い替えが不要に!
2004年以前は数年に1回はモデルチェンジしていたため、買い替えが必要でしたが、現在の「STEGEA」が登場したことによりバージョンアップする際はインターネットでバージョンアッププログラムをインストールするだけで可能になりました。
パソコンのバージョンアップと同じ感じだね
また、ユニット交換による上位モデルへのグレードアップも可能になり、本体の買い替えは不要となりました。
「STEGEA」の由来
この「STEGEA」の由来は
この2つを併せSTAGEAと命名されたそうです。
現在の「STEGEA」の種類
ELB-02
STEGEAのベーシックモデルとなるエレクトーン。初心者の方や初めてエレクトーンを始める人におすすめな機種です。
ELS-02
STEGEAのスタンダードモデル。基本機能すべてが入っているため、本格的にエレクトーンを習っている人や演奏をしている人はこちらのELS-02シリーズを使用している人が多いかと思います。
また、基本モデルにさらにバージョンアップしたのがELS-02CのカスタムモデルやELS-02Xのプロフェッショナルモデルです。
スタンダードモデルのELB-02に比べてレジストレーションの数が多くなったりカスタムモデル以上しか表現できない演奏方法が実現できたりします。
ELC-02
コンパクトになっているため、持ち歩きをしたりしたい人におすすめです。
ELS-02シリーズはどれを購入すればいいかわからない。
ELS-02シリーズのどれを購入しよう、、と悩まれる方がいるかもしれませんが、例えばスタンダードモデルを購入した後、上位モデルにグレードアップさせることができます。
スタンダードモデルをカスタムモデルへカスタムモデルをプロフェッショナルと変更することが可能なので、最初はスタンダードモデルを購入した後に検討でも問題ありません。
まとめ
エレクトーンを始めたいけど買い替えの部分で躊躇している方に向けてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
2004年のSTEGEAの誕生により本体買い替えは不要となり、上位モデルに交換すれば最新モデルを維持できる!
皆さんのエレクトーン検討に役立てば幸いです。
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